遼 ラッキー2差発進も1W精度欠く「崩れるとしたら崩れる」

[ 2014年8月23日 05:30 ]

バークレイズ第1ラウンド、4番でバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える石川遼

USPGAツアー バークレイズ第1日

(8月21日 米ニュージャージー州パラマス リッジウッドCC=7319ヤード、パー71)
 フェデックス・カップ・プレーオフ第1戦が開幕し年間王者を目指すフェデックス・カップランク22位の松山英樹(22=LEXUS)が好発進した。ショットがさえ4バーディー、1ボギーの3アンダー、68で首位に3打差の13位につけた。同じく初出場の石川遼(22=CASIO)も5バーディー、1ボギーの67で2打差の10位と上々のスタート。65をマークしたボー・バンペルト(39=米国)が首位に立った。

 獲得ポイント75位の石川が首位に2打差と好発進した。ただ、課題としていた1Wの精度を欠き「4アンダーは貯金でしょ。(第2ラウンドは)崩れるとしたら崩れる」と不安を口にした。

 1Wの46インチのシャフトを、この大会から1インチ(2.54センチ)短い45インチの新作に入れ替えた。好感触だったが、フェアウエーキープは50%と不発。ただ、林に打ち込んでもグリーンを狙えることが多く「とにかくラッキーだった」と振り返った。最終9番は一日が凝縮されていた。1Wを45度に近い角度で右に曲げ、隣の10番のバンカーに入った。想像を上回る曲がり幅で、グリーンの手前の木も邪魔にならない。2打目はグリーン奥にこぼしたが、ロブショットで寄せてパーを拾った。

 そんな中で光ったのがパッティングだ。合計24パットに抑え、「ここ数カ月はパットに一番自信が持てている。それが確信に変わりつつある」と言い切った。数日前にメッツに所属する松坂大輔投手と飲食店で遭遇。その松坂がルーキー時代にイチローを抑え口にした「自信から確信」という言葉を借りた。1Wさえかみ合えばビッグスコアも期待できるだけに「死ぬ気で練習しないと」と気合を入れ直した。

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2014年8月23日のニュース