沙羅聖地で栄冠!W杯5連勝「いいジャンプできた」

[ 2014年3月10日 05:30 ]

初の5連勝で今季13勝目を挙げた高梨沙羅(中央)。右は3位に入った伊藤有希

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第16戦

(3月8日 ノルウェー・ホルメンコーレン=HS134メートル、K点120メートル)
 個人総合2連覇を決めている高梨沙羅(17=クラレ)が自身初の5連勝を飾り、通算22勝目を挙げた。

 今季初のラージヒルの試合で1回目に最長不倒の132メートル、2回目も128・5メートルを飛んで合計257・6点。2位に39・1点差、飛距離に換算すると22メートル相当の大差をつけた。ノルディックスキーの聖地オスロのラージヒルでの圧勝に「歴史的なジャンプ台でいいジャンプができて楽しかった」と声を弾ませた。ジャンプ台のサイズが大きいラージヒルでのW杯は今季初。速い助走速度に対応が求められるほか、滞空時間も長くなるため空中での技術も必要になる。17歳のW杯女王は「あまり気にならない」と戸惑いを感じさせなかった。中学2年だった11年1月にHBC杯で141メートルを飛んで札幌・大倉山(ラージヒル)の女子最長記録を樹立。群を抜く飛距離は聖地でもいかんなく発揮された。

 ≪伊藤3位も反省≫伊藤は今季3度目の表彰台にも「悔しい」。1回目は122・5メートル、2回目に125メートルの216・2点で、W杯11戦連続1桁順位となる3位となった。ラージヒルにも対応したジャンプを見せたものの「たまたまいい結果が出たけど内容には課題が残る。自分のいいジャンプを技術不足で出せなかった」と反省しきり。

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2014年3月10日のニュース