川内は4位「前半から汗が出て苦しかった」

[ 2014年3月2日 15:06 ]

2時間10分38秒で4位に終わった川内優輝

びわ湖毎日マラソン

(3月2日 滋賀・大津市皇子山陸上競技場)
 川内は、目標の2時間7分台には遠く及ばない2時間10分38秒の4位に終わった。

 スタート時の気温は11・8度。暑さの苦手な川内は序盤からスポンジを取り損ねたり、スペシャルドリンクの給水に失敗するなどするリズムに乗れずに、早くも苦悶の表情を見せていた。「前半から汗が出て苦しかった。何で1キロ3分のペースであんなにきつかったのか」と語った。

 23キロ手前で先頭集団から遅れた川内。それでも30キロ過ぎあたりから徐々にペースを上げていき、前を走っていた福山良祐(33=ホンダ)らを抜いて4位まで順位を上げ、最後は4位でフィニッシュした。

 アジア大会男子マラソン代表選考 昨年12月の福岡国際、2月の東京、びわ湖毎日の3大会の日本人上位3人から最大2人を選ぶ。

 先月23日の東京マラソンでは、松村康平(27=三菱重工長崎)が日本人トップの8位(2時間8分9秒)でゴール。小林光二(25=SUBARU)も2時間8分51秒で9位に入っている。昨年12月の福岡国際マラソンでは、川内が日本人トップの3位(2時間9分5秒)でゴールしており、川内はアジア大会代表の座を確実にしたものの、暑さと戦わなくてはならない可能背のある大会へ、「そこで結果を残さないと先につながらない」と危機感をのぞかせていた。

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2014年3月2日のニュース