13歳美宇撃破 23歳田代が初優勝

[ 2014年3月2日 05:30 ]

女子シングルスで優勝した田代早紀(左)と準優勝の平野美宇

卓球 ジャパン・トップ12

(3月1日 東京・代々木第2体育館)
 12選手による男女シングルスが行われ、女子は世界選手権代表の田代早紀(23=日本生命)が最年少決勝進出を果たした13歳の平野美宇(JOCエリートアカデミー)を4―1で下し初優勝に輝いた。男子は水谷隼(24=DIOジャパン)が松平健太(22=早大)に4―3で勝ち、3度目の頂点。女子の福原愛(25=ANA)は左足負傷で欠場し、石川佳純(21=全農)は風邪のために出場を取りやめた。

 田代が新しい武器のチキータで初優勝を手にした。1次リーグの初戦で15歳の浜本(エリートアカデミー)に敗れたが「気持ちを切り替えて思い切ったプレーができた」と何とか進出した準決勝で平野早矢香(ミキハウス)を下して勢いに乗った。2年前から取り組んできた攻撃的なバックハンドレシーブのチキータは、昨年12月の世界選手権選考会から実戦で使えるようになったことを明かし「女子選手のチキータはあまりいないので自分の特長にしたい」と自信を深めた。賞金の使い道には「寮の前の坂がきついので電動自転車が欲しい」と話し、会場の笑いを誘っていた。

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