美姫、復帰4戦目はSP56・78点で首位スタート

[ 2013年11月23日 06:35 ]

女子SP 首位に立った安藤美姫

 フィギュアスケート女子の安藤美姫(新横浜プリンスク)が22日、オーストリアのグラーツで行われた国際大会「アイスチャレンジ」に出場。ショートプログラム(SP)は56・78点をマークし、首位発進となった。

 出産を経てソチ冬季五輪出場を目指す安藤にとって復帰4戦目となった今大会。各選手が得点を伸ばせない中、ブルーの衣装を身にまとい最終組で登場。練習で成功していた2連続3回転は跳ばず、3回転―2回転の連続ジャンプに。着地でバランスを崩す場面もあり、演技後の表情に笑顔はなかったが、得点は56・78点をマークした。

 約2年ぶりの復帰戦だった9月下旬のネーベルホルン杯(ドイツ)の59・79点には及ばなかったものの、10月の関東選手権の56・25点、そして今月3日の東日本選手権の41・97点は上回った。

 今大会にはグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダで6位に入ったコートニー・ヒックス(米国)も出場しているが、ヒックスの56・26点を上回り、首位スタートとなった。

 安藤は五輪代表最終選考会の全日本選手権(12月21~23日・さいたまスーパーアリーナ)に向け、今大会に加え、五輪2連覇を狙うキム・ヨナ(韓国)の今季初戦となるゴールデンスピン(12月5~7日・ザグレブ)にも出場し、調整していく。

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