箕島高が補助金不正請求 和歌山県へ62万円返還

[ 2013年10月11日 13:38 ]

 和歌山県教育委員会は11日、県立箕島高校の男子ソフトボール部が2012年度、合宿や遠征経費に対する補助金を不正に請求していたと発表した。架空の交通費を請求する手口で、県は約62万円の返還を求める。

 同部は昨年の国体ソフトボール少年男子で準優勝するなどの強豪。

 県教委によると、同部は合宿や遠征の際、顧問の運転するマイクロバスで移動したのに、より費用のかかるJRを利用したと報告。補助金を請求し、差額を部活動の資金としてプールしていた。

 補助金は、部活動の強豪校を支援するのが目的で、12年度は4250万円を計上。ことし6月中旬に県の監査で問題が発覚。部が請求のため提出した報告書と、学校にあった教員の出張記録などを突き合わせるなどした結果、不正が判明した。

 県内の公立校の15運動部でも、報告書の内容が実態と異なるケースがあり、県教委は計約250万円分について、修正を求めるとしている。

続きを表示

2013年10月11日のニュース