藍 4連続バーディー締め バット戻った猛チャージ

[ 2013年10月11日 06:00 ]

第1ラウンド、2アンダーで21位の宮里藍

米女子ゴルフツアー サイム・ダービー・マレーシア第1日

(10月10日 マレーシア・クアラルンプール クアラルンプール・クラブ=6246ヤード、パー71)
 今季初優勝を狙う宮里藍(28=サントリー)は4バーディー、2ボギーの2アンダー、69で回り首位と5打差の21位につけた。比嘉真美子(20=フリー)は68で日本人最高の15位発進。前週の日本女子オープンを制した宮里美香(24=NTTぷらら)は、72で48位と出遅れた。有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)は76で64位。李日姫(24=韓国)が64で首位に立った。

 スーパーショットをきっかけに、宮里が息を吹き返した。2オーバーで迎えた136ヤードの15番パー3。ピン一直線に向かった宮里のアイアンショットはカップ手前15センチにピタリ。“OKバーディー”で勢い乗ると、18番まで4連続バーディーの猛チャージを見せ首位と5打差の21位につけた。

 「いい終わり方だった。その前までもいい内容のゴルフが続き、我慢していたのが最後につながった」

 先週の日本女子オープンでは、得意のパットが決まらず45位と低迷。「速くなっていた」というストロークを、本来の宮里らしい、ゆったりとしたリズムに修正して臨んだ。9番のボギーは3・5メートルを沈めたもの。終盤のバーディーラッシュは全てピンから3メートル以内に絡めるなどショットも良かったが、チャンスを確実に決めるパッティングも戻って来た。

 米ツアー9勝を挙げているが、今季は勝ち星がない。16試合に出場してトップ10は2度。3月のRRドネリー・ファウンダース・カップの2位が最高で、シーズン中盤からは目立った活躍は見られない。それだけに今週のマレーシア、韓国、台湾と続くアジアシリーズで、結果を残し存在感をアピールしたいところだ。

 今大会は予選落ちがなく4日間で争われる。「パットが思ったラインに打てている。リズムも戻りつつある。2日目以降、油断せず、欲張らず、自分のリズムをキープしていきたい」。熱帯雨林気候の蒸し暑さにも負けず、宮里がグリーン上で強さを見せる。

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2013年10月11日のニュース