土居 伊達に“初勝利” 2年連続8強「一つの目標だった」

[ 2013年10月11日 06:00 ]

クルム伊達(左)を倒して8強入りした土居

 テニスのHPジャパン女子オープン第4日は10日、大阪市靱テニスセンターで行われ、シングルス2回戦で世界ランク75位の土居美咲(22=ミキハウス)が同54位のクルム伊達公子(43=エステティックTBC)を7―6、6―4のストレートで破り、4強入りした昨年に続く8強入りを果たした。11日の準々決勝で同20位のサマンサ・ストーサー(29=オーストラリア)に挑む。

 伊達のリターンミスで勝利が決まると、土居のポーカーフェースが一瞬だけ崩れた。

 先週の中国オープン予選では伊達の途中棄権で勝ったが、最後まで試合をして倒したのは初めて。「一つの目標だった。しかも日本で勝てたのは大きい」と笑った。

 第1ゲームでいきなりブレークされたが、積極的なリターンですぐにブレークバックしてリズムをつくった。第2セットは得意のフォアがさえて左右に振り回し、ドロップショットも駆使してベテランの体力を奪った。2年連続の4強入りをかけ準々決勝は11年の全米オープン覇者ストーサーと対戦。「どれだけ通用するか楽しみ」。強敵を撃破して世代交代を明確なものにする。

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2013年10月11日のニュース