大砂嵐 新十両濃厚で喜びいっぱい「泣くのを我慢した」

[ 2013年5月24日 17:32 ]

幕下優勝を決め、笑顔を見せる大砂嵐

大相撲夏場所13日目

(5月24日 両国国技館)
 大砂嵐が幕下優勝で、アフリカ大陸出身初の関取の座を濃厚にした。土俵を下りると目頭を押さえ「泣くのを我慢した。うれしい」と喜びいっぱいの表情だった。

 初の十両の取組だったが、鍛えた上半身を武器にまわしを引きつけ、明瀬山を寄り切った。「(所作は)相手を見ながらやった。ワンステップ上がった」とうなずいた。

 昇進すれば、小錦と把瑠都に並び外国出身者で最速(年6場所制、幕下付け出しを除く)の初土俵から所要8場所での新十両となる。

 所属する大嶽部屋は大鵬部屋の流れをくむ。「大鵬親方(元横綱大鵬の故納谷幸喜氏)からは四股、すり足、てっぽうを毎日やれば早く関取になれると言われていた。夢は横綱になること」と力強く宣言した。

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2013年5月24日のニュース