白鵬も全勝 稀勢の内容評価「本当にいい相撲だった」

[ 2013年5月24日 06:00 ]

鶴竜(右)を寄り切りで破った白鵬

大相撲夏場所12日目

(5月23日 両国国技館)
 25度目の優勝を狙う全勝の白鵬は鶴竜に貫禄勝ちした。今場所初めて稀勢の里より先に相撲を取り「先に上がった方が気持ちは楽」。巻き替えの応酬から上手出し投げを打った際にいったん体が離れてヒヤリとする場面もあった。だが「流れは悪くない」と最後は右を差して寄り切った。

 朝稽古では、モンゴルから来日した幼なじみと再会。「1歳の時から知っている。馬の調教師をしているんだ」と郷愁を感じ「調子がいい力士がいると引き締まる」と気合を入れ直していた。取組後、稀勢の里の相撲について「本当にいい相撲だった」と評価。「こういう展開で優勝すれば、記憶にも記録にも残る」と興奮気味で「そうなればやりがいがある」と14日目(予定)での全勝対決を望んだ。

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2013年5月24日のニュース