17歳・松平志穂「相手はびびっていた」 格上破り3回戦へ

[ 2013年5月16日 07:23 ]

女子シングルス2回戦でシンガポール選手を破り、3回戦に進んだ松平志穂

 卓球の世界選手権個人戦第3日は15日、パリで行われ、女子シングルス2回戦で世界ランキング89位の17歳、松平志穂(大阪・四天王寺高)が27位で格上のユ・モンユ(シンガポール)を4―0で破り、石川佳純(全農)平野早矢香(ミキハウス)藤井寛子(日本生命)とともに3回戦に進んだ。森薗美咲(日立化成)はロンドン五輪銅メダルのフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に屈した。

 松平志穂は松平3きょうだいの妹で、世界選手権初出場。サーブを武器に快勝し、「びっくりです。自分の思いきりのいいプレーに、相手はびびっていたと思う」と話した。

 男子シングルス1回戦で前回大会8強の水谷隼(ビーコン・ラボ)が131位のパベル・シルチェク(チェコ)に2―4で敗れる波乱があった。丹羽孝希(明大)がアマルラジ・アンソニー(インド)を4―0で下し、岸川聖也(スヴェンソン)ら日本勢は5人が2回戦に進出した。

 ダブルス1回戦で女子は福原愛(ANA)平野組、藤井、若宮三紗子組(日本生命)、石川、森薗組が勝ち、男子は丹羽、松平健太(早大)組がスロバキアのペアを下した。

 ▼森薗美咲の話 フェン・ティアンウェイはすごい強いイメージがあったけど、これだけ戦えて自信になった。2―1から(3ゲーム奪われて)負けたのは、何かが足りなかった。

 ▼丹羽孝希の話 相手のペアは長年組んでいるのでうまかった。僕らはいつも初戦は競るので、試合内容は気にしていない。

 ▼松平健太の話 ダブルスは各ゲームで競ったけど、焦りはなかった。だんだんと調子を上げていきたい。妹はまさかシングルスで32強に入るとは思わなかった。(共同)

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2013年5月16日のニュース