スポーツ議連総会 暴力防止の“駆け込み寺”整備案了承

[ 2013年2月22日 06:00 ]

 超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟(会長・麻生太郎副総理)は21日、国会内で開いた総会で柔道女子日本代表の暴力問題の再発防止策を協議した。

 被害選手の相談を受けて是正措置を取る“駆け込み寺”となる第三者機関の整備に向け「日本スポーツ振興センター法改正案」を了承。議連には自民、公明、民主各党や日本維新の会などの議員が参加しており、今国会中の改正案成立は確実な情勢だ。

 麻生氏は総会で「スポーツ指導における暴力の根絶は大きな課題だ。議連として速やかに考え方を整理し、表明することが必要だ」と訴えた。議連幹部は各党の了承手続きを経て、来月中に国会提出する段取りを描いている。

 議連は、選手が安心して競技に取り組めるよう、第三者機関として、スポーツ指導での暴力行為に関する相談窓口や、有識者が事実関係を調査する委員会の設置の必要性を指摘。サッカーくじを運営する独立行政法人の日本スポーツ振興センターに設置するよう法改正する。

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2013年2月22日のニュース