柔道暴力問題に初言及 パリGS2位緒方「いい方向に進んでもらいたい」

[ 2013年2月14日 19:25 ]

 暴力問題などで監督らが辞任した柔道女子日本の代表選手が14日、欧州遠征から成田空港に帰国した。選手は初めて問題に言及し、ロンドン五輪女子78キロ級代表でグランドスラム・パリ大会2位の緒方亜香里選手(筑波大)は「いつも通りに集中して臨めた。騒動になっているけど、いい方向に進んでもらいたい。柔道をやりやすい環境になってくれたらいい」と話した。

 5日に出発した緒方選手は動揺を避けるため、滞在中はインターネットなどを見なかったという。遠征中にコーチが帰国して辞任したことには「仕方ない。いろいろあったし」と述べた。

 パリ大会78キロ超級優勝の田知本愛選手(ALSOK)は「特別なことはなく、本当にいつも通りに試合ができた。(動揺は)なかった」と影響を否定。78キロ超級の16歳、朝比奈沙羅選手(東京・渋谷教育渋谷高)は「状況がよく分からないのでみんな混乱している。早く事態が収束してほしい」と訴えるなど、反応はさまざまだった。

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2013年2月14日のニュース