義足のスプリンター逮捕 自宅で女性射殺の疑い、強盗と間違え?

[ 2013年2月14日 22:54 ]

 両脚義足の陸上スプリンターで、昨年のロンドン五輪にも出場した南アフリカの有名選手オスカー・ピストリウス容疑者(26)が14日、恋人の女性モデル、リーバ・スティンカンプさん(30)を射殺した殺人の疑いで地元警察に逮捕された。地元メディアなどが伝えた。

 報道によると、事件は14日未明、首都プレトリアにあるピストリウス容疑者の自宅で発生。スティンカンプさんは頭部と腕などを撃たれ、現場で死亡が確認された。同容疑者が強盗と間違えた可能性があるという。現場からは拳銃が見つかった。

 14日はバレンタインデーで、スティンカンプさんがピストリウス容疑者を驚かせようとして未明に訪問したとの見方が出ている。ただ、警察報道官は、2人の間にトラブルがあった可能性を示唆した。

 生まれつきの障害で1歳になる前に両膝下を切断したピストリウス容疑者は「ブレードランナー」の異名を持つ。昨年のロンドン五輪で陸上男子400メートルに出場し、準決勝に進出。ロンドン・パラリンピックでは陸上男子400メートルで金メダルを獲得するなど、パラリンピックのメダルを多数獲得している。(共同)

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2013年2月14日のニュース