異例なぜ…高梨沙羅指導の渡瀬コーチが辞任

辞任した渡瀬弥太郎チーフコーチ

　全日本スキー連盟は１４日、ノルディックのジャンプ女子日本チームの渡瀬弥太郎チーフコーチ（５２）の辞任を発表した。

　同コーチから連盟の古川年正競技本部長に対し「チームの活動に自分の時間を１００パーセント使うことができない状況」との申し出があった。シーズン途中での退任は異例。

　北海道出身の渡瀬氏は選手としてワールドカップ（Ｗ杯）や１９８５年の世界選手権を経験し、企業チームの監督を経て日本チームのコーチに就任。今季のワールドカップ（Ｗ杯）個人総合で首位に立ち、来年のソチ冬季五輪でメダル有力候補に期待される高梨沙羅（グレースマウンテン・インターナショナル）らを指導してきた。