15歳渡部 激動の1年余り終わる「あっという間すぎて、よく分からなかった」

[ 2012年8月2日 09:45 ]

ロンドン五輪競泳

 プールを去るのが惜しいのか、スタート台にぶら下がってしばらく物思いにふけった。「いつもの泳ぎができなかった」という女子200メートル平泳ぎの渡部は自己ベストから3秒76も遅れ、決勝に残れなかった。15歳の夏が終わった。

 昨年のジャパン・オープンで平泳ぎ3冠に輝き、取り巻く環境が一変した。激動の1年余りを「あっという間すぎて、よく分からなかった」と振り返った。

 目は充血していたが、肩の荷が下りたのか表情はすっきりしていた。「五輪は雰囲気が違った。その中でも自分を持ってレースをしないといけない。4年後に生かしたい」とはっきりとした口調で誓った。(共同)

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2012年8月2日のニュース