錦織 単複両方で8強進出「サーブ良くなった」

[ 2012年7月13日 06:00 ]

男子シングルス2回戦でオリビエ・ロクスに勝ち、準々決勝に進出した錦織圭

ホールオブフェーム選手権

(7月11日 米ロードアイランド州ニューポート)
 男子テニスのホールオブフェーム選手権は11日、米ロードアイランド州ニューポートで行われ、シングルス2回戦でロンドン五輪代表の錦織圭(22=日清食品)がオリビエ・ロクス(31=ベルギー)と対戦し、第1セットをタイブレークの末に落としたが、第2セットからサーブが決まりだして6―4、6―2で押し切った。同じ五輪代表の添田豪(27=空旅ドットコム)と組んだダブルスでも準々決勝に進んだ。

 錦織は苦しい展開を課題のサーブで打開。サービスエースを9本決めた。「第2セットの終わりからサーブが良くなってきたのが大きな勝因」。第1セットを6―2とセットポイントを握りながらひっくり返され、珍しくラケットを投げつけた。だが、第2セットは「ゲームに集中することを考えた」という。要所のサービスゲームで第1サーブが決まって取り返すと、第3セットは疲れの出た相手を圧倒。打ち合いではドロップショットやスライスを巧みに使い、五輪と同じ球足の速い芝に対応。サーブも「ずっと良くなった。芝はサーブが命なので」と納得の表情だった。

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2012年7月13日のニュース