大山ツアー復帰「シードなくなってもゴルフできれば」

[ 2012年7月13日 06:00 ]

キャディーのドリュー氏(右)と談笑する大山志保

スタンレー・レディース

(静岡・東名CC)
 女子ゴルフのスタンレー・レディースは、13日に静岡・東名CCで開幕。この大会から左肩のケガで出遅れていた大山志保(35=大和ハウス工業)がツアー復帰を果たす。

 待望の今季初戦となった大山は、2月の米国での合宿中に左肩を痛めた。「60ヤードぐらいのアプローチでテークバックを上げた時に“ぐりっ”となった」。軟骨損傷と亜脱臼と診断され、手術せずに治す道を選択。5月にも練習中に再び同じ箇所を痛め、1ラウンドを消化できるようになったのは今月になってからだ。

 左肘のケガを克服して昨年は3年ぶりの復活優勝を遂げたが、再び予期せぬ故障に見舞われた。「前回と違って今回は違う職業のことも考えた」とさすがに第二の人生も頭をよぎったという。既に今季の出場義務試合数(19試合)は満たせないため、優勝以外はいくら賞金を稼いでもシード権は得られない。まだ肩への不安も残っているものの、「シードがなくなってもゴルフができればいい。1試合ずつベストを尽くしたい」と笑顔でを見せながら語った。

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2012年7月13日のニュース