白鵬「優勝力士ですから」 先輩・旭天鵬をしっかりチェック

[ 2012年7月2日 16:39 ]

出稽古に来た旭天鵬に胸を出す横綱白鵬(右)

大相撲名古屋場所

(8日初日、愛知県体育館)
 横綱白鵬は2日、名古屋市緑区の宮城野部屋で、稽古再開後に初めて関取相手に胸を出した。出稽古に来た先場所優勝の旭天鵬、十両旭日松と動きを確かめるように5番ずつ取り、幕下力士との5番と合わせて全勝。「みなさんが見た通りいい相撲が取れた」と納得の表情を見せた。

 最初の相手に、夏場所の賜杯を奪ったモンゴルの先輩を指名し、寄りなど落ち着いた取り口で圧倒。先場所は対戦がなかったが、今場所は顔合わせが確実で「優勝力士ですから、どんなものなのか確かめたかった」と狙いを説明した。

 一方、稽古では1年以上も当たっていなかったという、10歳上の旭天鵬は「久しぶりにやった。強いね。本場所では味わえない感触がある。いい汗をかけた」と笑みを広げた。

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2012年7月2日のニュース