明暗分けた16歳コンビ…笹田号泣「残念だが、いい経験」

[ 2012年5月5日 22:22 ]

床運動を終え声援に応える、五輪代表に決まった寺本明日香

NHK杯最終日

(5月5日 東京・国立代々木競技場)
 女子で期待された16歳コンビが明暗を分けた。寺本は3位で初の五輪切符を手にしたが、6位の笹田は代表圏内まで0・400点差だった。

 ともに2位で迎えた最終日。手堅い演技を続けた寺本に対し、笹田は平均台でバランスを大きく崩して12・500点。これで6位に後退し、最後の床運動でもラインオーバーのミスが出た。

 寺本は五輪出場に「夢のよう」と目を輝かせたが、笹田の落選には「メンバー入りを神様に祈っていた。本当に一緒に行きたかった」と表情を曇らせた。号泣した笹田は目を赤く腫らし「残念だが、いい経験ができた」と気丈に答えた。

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