アテネ五輪金の水鳥引退　北京銀の中瀬も今年限り

　２００４年アテネ五輪男子団体総合金メダリストの水鳥寿思（３１）＝徳洲会＝が５日、ロンドン五輪代表最終選考会で１４位に終わり、五輪出場を逃したことで引退を表明した。今後は大阪大谷大で講師を務める予定で、世界選手権では通算６個のメダルを獲得した水鳥は「勉強しながら今後の方向性を見つけられたら」と話した。

　また、０８年北京五輪男子団体総合銀メダリストの中瀬卓也（２９）＝徳洲会＝も今年限りで引退することを明らかにした。１１月の全日本団体・種目別選手権が最後になるという。

　▼水鳥寿思の話　これで引退します。最後までやれて良かった部分もある。アテネ五輪が一番の思い出。今後は大学の教員になり、勉強しながら方向性を見つけたい。

　▼中瀬卓也の話　１日目はいい演技ができたが、今日は全然駄目だった。１１月の全日本団体・種目別選手権で引退する。その先は未定だが、選手をサポートする仕事に就きたい。