ごっつあん!白鵬にBMW懸賞 異例の“外資系”

[ 2012年5月5日 06:00 ]

母国モンゴルの文化を紹介するイベントに出席した白鵬(中央)

 日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で大相撲夏場所(6日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。23回目の優勝を狙う横綱・白鵬は初日に小結・安美錦、2日目に阿覧と対戦。この日、ドイツの自動車メーカー「BMW」から新たに懸賞が提供されることが判明。史上初の6大関時代となっても一人横綱が主役として君臨する。

 日本相撲協会広報部によると、これまで日本の自動車メーカーから懸賞が付くことは何度もあったが“外資系”となると極めて異例のことだという。「BMW」は横綱が相撲を取る結びの一番に毎日2本(手取り6万円)ずつの懸賞金を懸けることになった。

 白鵬は昨年の九州場所から本場所入りする際の自家用車を、双葉山の不滅の連勝記録「69」をナンバープレートにした「BMW」にしている。史上初の6大関時代に突入する中、外資系企業の援軍は、貴乃花を超えて単独5位となる23回目の優勝を目指す一人横綱にとっては大きな励みとなるはずだ。

 取組編成会議が開かれたこの日は、東京都練馬区で行われた日本最大のモンゴル祭り「ハワリンバヤル」に出席した。モンゴル相撲大会のプレゼンターなどを務め「闘うことが(日本とモンゴルの)両国の恩返しになる」とあらためて闘志が湧いた様子。世間はゴールデンウイークのまっただ中だが「短い相撲人生の中で耐えていかないと」と自覚たっぷりに話した。

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