クリッパーズ 27点差大逆転!PO最大得点差タイ記録

[ 2012年5月1日 06:00 ]

この日大活躍のクリッパーズのヤング(右)

 NBAプレーオフ1回戦、西地区5位のクリッパーズが敵地メンフィスで4位グリズリーズを1点差で下して先勝。最大27点差をつけられながら第4Qを35―13として試合をひっくり返した。リードしたのはわずか45秒間。第3Q終了時21点差からの逆転は、プレーオフの最大得点差タイ記録となった。西地区3位のレイカーズは6位ナゲッツに快勝。センターのアンドリュー・バイナム(24)が10ブロックショットと10得点13リバウンドでトリプルダブルを達成した。

 クリッパーズは第4Q残り2分47秒から、この日チーム最多の19得点を挙げたヤングが3点シュートを3本連続で成功させて3点差。そして残り23・7秒、ポールがフリースローを2本とも決めて2度目の逆転に成功し、最後の守備で踏ん張って逃げ切った。「第3Qまではぶざまな内容。あのまま終わりたくなかった」とポール。大差のついた第3Qでベンチに下がることも選択肢にあったが、本人はデルネグロ監督にプレー続行を直訴。その気迫が最後に勝利をもたらした。

 ≪従来の記録は21点差≫従来の最大得点差逆転記録(第3Q終了時)は、02年東地区決勝第3戦でセルティクス(対ネッツ)が記録した21点。第4Qを41―16で逆転した。

 ◆出場停止 セルティクスの主力ガード、ライジョン・ロンド(26)がホークスとの初戦で2度のテクニカル・ファウルを宣告されて退場。1日の第2戦には出場できなくなった。

 ◆負傷 クリッパーズの先発フォワード、カロン・バトラー(32)はグリズリーズとの初戦で左手を骨折。今プレーオフでのプレーは絶望となった。

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2012年5月1日のニュース