ダーレオーエン死去にショック隠せず…北島「涙止まらない」

[ 2012年5月1日 23:29 ]

 ロンドン五輪の競泳男子100メートル平泳ぎで3連覇を狙う北島康介(日本コカ・コーラ)の最大のライバルとみられていたアレクサンドル・ダーレオーエン選手(ノルウェー)の突然の悲報に、日本の関係者は1日、ショックを隠せなかった。

 米国在住の北島は短文投稿サイトのツイッターで「涙がとまらないよ」とつぶやき、マネジメント会社を通じて「良き友、良きライバルであった彼の突然の死に驚いている。まだ信じられません」との談話も発表した。日本水連の上野広治競泳委員長は「大変に残念。水泳界に大きな影響を与える訃報だと思う」と話した。

 同選手は、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチの下にも遠路はるばる技術指導を受けに来ていた。「探求心旺盛で、才能、人間性も豊かだった」と平井コーチ。昨夏の世界選手権は圧倒的な強さを見せつけて優勝。同コーチは「五輪では北島と最高のレースをしたいと思っていたと思う」と胸中をおもんばかった。

 男子平泳ぎで五輪代表の立石諒(NECグリーン)も試合会場で会えば言葉を交わす仲だったという。「信じられない。彼は明るいし、おしゃべりだし…」と気さくだった人がらをしのび「ただショックです」と沈痛な声で話した。

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2012年5月1日のニュース