東京に微妙な影響 1次選考で4都市通過か

[ 2012年2月15日 09:28 ]

 開催計画の概要を示す申請ファイルの、IOCへの提出期限前日にローマは立候補を断念した。20年五輪の招致レースは16年五輪の7都市、12年五輪の9都市を下回る5都市と少数の争いになり、東京へも微妙な影響がありそうだ。

 関係者の間では、欧州債務危機の拡大でローマは評価を下げていた。しかし、招致を続けていれば大会の開催実績が豊富なイタリアの首都が5月の第1次選考を通る可能性もあった。

 18年冬季五輪招致で3都市すべてが第1次選考を通過したことを考慮すると、今回は4都市が残ることが考えられる。IOCの選択肢は狭まり、資金力が豊かなドーハが通過すれば、開催都市を決めるIOC委員の投票で東京とアジア票を奪い合うことが予想される。

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2012年2月15日のニュース