マリリン、中部電力苦しめた「まだうちには伸びしろある」

[ 2012年2月15日 06:00 ]

女子決勝でストーンを投じる、ロコ・ソラーレ北見の本橋。左は鈴木、右は馬渕

カーリング日本選手権最終日

(2月14日 青森市スポーツ会館)
 つかみかけた勝利を逃した悔しさで、LS北見の本橋の表情が曇った。「1つだけやり直すなら、最終エンドの自分のラストショット」。相手の大量得点を防ぐ方法はあった。1点までなら延長で勝機もあった。だからこそ、昨年を上回る2位という結果にも満足はできなかった。

 自らが故郷で作ったクラブチームは、活動資金に恵まれてはいない。トップチームが1カ月以上の海外遠征を敢行する中、チームはわずかに10日。準備の違いは明らかだった。それでも、準決勝ではチーム青森を下し、決勝は中部電力を苦しめた。

 「まだまだうちには伸びしろもあるし(2位で)強化指定されれば活動費も…」。今春には日体大を卒業し、完全に北見に拠点を移す25歳は「中部電力さんに頑張ってもらって、五輪切符が獲得できたら争奪戦に目の色を変えようかな」といたずらっぽく笑った。

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2012年2月15日のニュース