何かを変えないと…天鎧鵬“危機感”で激変、新入幕

[ 2011年12月22日 06:00 ]

 新入幕の天鎧鵬が東京都大田区の尾上部屋で会見し「うれしい。幕内がずっと夢でした」と頬を緩めた。同部屋で同期の山本山(八百長関与を認定されて引退)が先に番付を駆け上がる一方で自身は幕下で低迷。「何かを変えないと、ずっと出世できない」と危機感を抱き、立ち合いの圧力で勝負する相撲を身につけた。

 師匠の尾上親方(元小結・浜ノ嶋)も「相撲がいい方に変わった」と認める変身ぶりで十両は3場所で通過。本人は「早く、しこ名を覚えてもらうよう頑張ります」と一層の精進を誓った。

 ▼新入幕・鳰の湖(におのうみ)(第2新弟子検査からは3人目の入幕に)凄くうれしい。お世話になった人に少しでも喜んでいただけたかな。(同期の稀勢の里からは)アドバイスをもらったり、巡業で稽古をつけてもらったりしていた。対戦したい?そうですね。

 ▼新入幕・旭秀鵬(モンゴル出身、十両を2場所で通過)対戦したいのは横綱。白鵬関のような突き放しを身につけたい。

 ▼新入幕・千代の国(九重部屋では昨年初場所で引退した元大関・千代大海以来2年ぶりの幕内力士)部屋のライバルにも負けたくない。目標は1枚でも上の番付にいくこと。

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2011年12月22日のニュース