琴奨菊 12勝で大関昇進確実に!

[ 2011年9月24日 19:03 ]

大相撲秋場所で12勝目を挙げて大関昇進を確実にし、支度部屋で笑顔の関脇琴奨菊

 大相撲秋場所14日目(24日・両国国技館)関脇琴奨菊は大関日馬富士を力強く寄り切って12勝目を挙げた。大関昇進の目安となる直近3場所で計33勝に到達し、場所後の昇進を確実とした。日馬富士は6敗目を喫した。

 白鵬は大関把瑠都を長い相撲の末、上手出し投げで退けて2敗を守った。把瑠都は9勝5敗。千秋楽の優勝の行方は、白鵬なら2場所ぶり20度目、琴奨菊なら初優勝。2人がともに敗れてただ一人3敗の関脇稀勢の里が勝つと、3人による優勝決定戦の可能性もある。稀勢の里は栃煌山を押し出し11勝目を挙げた。

 関脇鶴竜は栃ノ心を寄り倒して勝ち越し、小結豊ノ島は6連勝で7勝7敗に持ち込んだ。十両は妙義龍が12勝2敗で2場所連続の優勝を決めた。

 ▽琴奨菊の話 全然実感が湧かない。大関を考えたら(先場所は)失敗した。やることをやっていい相撲を取ることだけを考えた。あと1番あるんで最高の相撲を取りたい。

 ▽中村審判部副部長(元関脇富士桜)の話 (琴奨菊は)これだけ活躍すれば、十分なんじゃないかな。横綱とか上を倒している。それだけの成績を残している。何か(反対意見を)言う人は誰もいないと思う。

続きを表示

この記事のフォト

2011年9月24日のニュース