山口 個人総合22位で五輪出場枠逃す

[ 2011年9月24日 08:00 ]

個人総合決勝で22位だった山口留奈のボール

 新体操のロンドン五輪予選を兼ねた世界選手権第5日は23日、フランスのモンペリエで個人総合決勝を行い、日本勢でただ一人出場した山口留奈(イオン)は4種目の合計で102・500点の22位となり、15位までの選手の国・地域に与えられる五輪出場枠を獲得できなかった。日本は一人が出場する来年1月の五輪最終予選(ロンドン)で、残り5枠を争う。

 予選を最下位の24番目で初めて通過した山口はリボンで25・950点と健闘。だが、最初のフープのミスが響き、大きく得点を伸ばせなかった。

 予選トップのエフゲニヤ・カナエワ(ロシア)が計116・650点で3連覇した。

 ▼山口留奈の話 決勝に残って4種目をできたのはすごくうれしかった。予選より気持ち良く演技できたが、フープで乱れたのは少し残念だった。五輪を目指すには、自分を出せるものを磨かなければ難しい。(演技の)大きさも出せるようにしなければならない。

 ▼山崎浩子・日本体操協会強化本部長の話 (山口は)技の精度は悪くないが、伸びやかさや大きさに欠けている。(五輪最終予選への派遣選手の人選は)一度検討するが、他の人では難しい。まだ経験が少ないので、積むために試合に出していく。(共同)

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2011年9月24日のニュース