勢 師匠定年場所に十両確実「最後に間に合った」

[ 2011年9月24日 17:06 ]

 東幕下3枚目の勢(伊勢ノ海部屋)が十両の千代桜を破って5勝目を挙げ、来場所の新十両を確実にした。これまで関取の座が懸かる取組で、幾度となく負けてきただけに「大事な一番を何度も経験してきた。慣れたので落ち着いていけた」と照れ笑いだった。

 師匠の伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)は今場所限りで定年退職する。191センチ、131キロで、24歳の有望株は「最後に間に合ったけど、本当はもっと早く上がりたかった」と複雑な表情だった。

 伊勢ノ海親方は「じらしにじらされた。定年に合わせてくれることはなかったんだけどな」と言いつつ、ほおを緩めた。

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2011年9月24日のニュース