宮城の被災地で駅伝開催 実業団女子 12月18日に

[ 2011年7月28日 17:31 ]

 日本実業団陸上競技連合の大橋正昭会長は28日、宮城県庁で記者会見し、今年の全日本実業団対抗女子駅伝を仙台市や松島町など、東日本大震災の被災地を中心としたコースで、12月18日に開催すると発表した。

 同駅伝は今年で31回目を迎え、これまでは岐阜、三重両県で開催。昨年11月に初となる宮城県開催を発表したが、震災の影響で実現が危ぶまれていた。

 コースは松島町中央公民館前をスタートし、塩釜市や多賀城市、仙台市中心部を経由して同市陸上競技場に至る42・195キロを6区間に分けて走る。

 大橋会長は「選手は被災された方々を少しでも元気づけようと思っている。駅伝が復興の一助たり得たらと思う」とあいさつ。同席した村井嘉浩宮城県知事は「震災で沈んでいる宮城にとって大変明るいニュース。素晴らしい大会となるよう県を挙げて応援したい」と歓迎した。

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2011年7月28日のニュース