つまずいた宮里藍 4オーバーの108位と出遅れ

[ 2011年7月28日 19:59 ]

第1R、3番でティーショットを放つ宮里藍

 女子ゴルフのメジャー最終戦、全英リコー女子オープンは28日、英スコットランドのカーヌスティ・リンクス(6490ヤード、パー72)で第1ラウンドを行い、前週のエビアン・マスターズで今季初優勝した宮里藍は4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの76、108位と出遅れた。宮里美香と上田桃子はともに5バーディー、2ボギーの69、7位と好発進した。茂木宏美は72、不動裕理は16番をトリプルボギーとして73だった。横峯さくらは81。

 ミーナ・リー(韓国)が65をマークした。

 1番で短いパーパットがカップをなめて外れたのが、苦闘の始まりだった。2、5番はバンカーに打ち込み、3番は第2打をクリークに入れて5番まで連続ボギー。「踏んだり蹴ったりだった」と苦笑いした。13番はパーパットの直前に球が動いて1打の罰を受ける不運もあり、結局ダブルボギー。ショットがぶれて第1ラウンドで75をたたき予選落ちした全米女子プロ選手権を想起させる内容だった。

 14番以降に2バーディーを取り返したことを足掛かりに巻き返せるか。「ミスの原因はわかっている。明日(29日)はもう少しスマートにゴルフをしたい」と話した。

 ▼宮里美香の話 最後のボギーはもったいなかったが、初日にしてはいいラウンドだった。同組の2人が前半からいいプレーをしていたので、ついていこうと思った。それがいいスコアにつながった。

 ▼宮里藍の話 (出だしは)踏んだり蹴ったりだった。でも我慢するところは我慢して終盤に二つ取り戻せたのは良かった。ティーショットのミスが多かった。(原因は)自分のスイングのタイミング。右に行く傾向があった。

 ▼上田桃子の話 ショットに苦しんだ1日だったが、パットが決まってスコアを伸ばせた。よく我慢できたと思う。メジャーで60台を出せたのはすごくハッピー。2日目は午後なのでグリーンも荒れている。気を引き締めてプレーしたい。

 ▼横峯さくらの話 風、雨はあったが、自分の調子自体が悪くてすごく苦しいラウンドになった。ティーショットをフェアウエーに置かないといけないが、右に行った。自分の感覚がすごく悪い。

 ▼茂木宏美の話 総合的にみると、まずまず。ずっと雨の中でのプレーだったので、バーディーを狙うよりもパーオンできるところを探しながら回った。(共同)

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2011年7月28日のニュース