北勝国、昭和以降初!番付外から「奇跡的」十両復帰

[ 2011年7月28日 06:00 ]

 日本相撲協会は27日、愛知県体育館で秋場所(9月11日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、元十両の北勝国(26=八角部屋)ら9人の十両昇進力士を発表した。

 北勝国は右手首のケガで昨年秋場所で番付外に陥落したが、そこから5場所で十両復帰。昭和以降では初めて番付外からのカムバックを果たした。

 北勝国はこの日、名古屋から合宿地の島根・隠岐の島に移動中、伊丹空港に向かうバスの中で吉報を聞き「奇跡的です。しびれました」と喜びを爆発させた。

 05年に稽古中に右手首を骨折。08年春場所で新十両昇進を決めたが、右手首の状態は悪化する一方で、何度も心が折れそうになった。しかし、昨年1月の3度目の手術で骨の一部を除去することを決断。これが吉と出た。一度は番付からしこ名が消えたが、復帰後は右手の状態も良好。「この経験を無駄にしないようにしたい」と前向きに話した。

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2011年7月28日のニュース