女子レスリング合宿公開 吉田「けがせず優勝を」 

[ 2011年6月25日 17:41 ]

強化合宿で男子大学生とスパーリングを行う吉田沙保里。左奥は栄和人・女子強化委員長

 レスリングの世界選手権(9月・トルコ)女子代表が25日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開し、男子大学生らとのスパーリングでタックルを耐える練習などをこなした55キロ級の吉田沙保里(綜合警備保障)は「女子にはない瞬発力を感じられるのはいい。いつも通り自分を追い込んで、けがをしないように優勝したい」と9連覇へ意欲を見せた。

 世界選手権では各階級5位までに入ればロンドン五輪の出場枠を獲得する。63キロ級で7度目の世界一を目指す伊調馨(綜合警備保障)は「五輪の出場枠獲得のため、強い選手が集まるので楽しみ」と意気込んだ。

 48キロ級の坂本日登美(自衛隊)は同じ階級で五輪を目指し、元世界女王の山本美憂が現役復帰を表明したことに「緊張感を持ってやれるからいい。誰が相手でも自信を持ってマットに上がるようにする」と前向きにとらえた。

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2011年6月25日のニュース