左膝違和感、球動く不運…藍、出遅れ97位

[ 2011年6月25日 06:00 ]

初日、5番をボギーとし悔しそうな宮里藍

 USLPGAツアー第56回全米女子プロ選手権第1日は23日、米ニューヨーク州ピッツフォードのローカストヒルCC(6534ヤード、パー72)で行われ、メジャー初制覇を狙う宮里藍(26=サントリー)は大きく出遅れた。違和感の出た左膝にテーピングを巻いてのプレーとなったが、3バーディー、6ボギーの75で、3オーバーの97位に沈んだ。日本人選手ではイーブンパーの上田桃子(25=フリー)、宮里美香(21=NTTぷらら)の32位が最高。世界ランク1位のヤニ・ツェン(22=台湾)が6アンダーの66で回って首位に立った。

 12番でバーディーパットを打とうとした宮里のボールが動いた。すでにアドレスに入っていたために、1打罰で元の場所に戻してから2パット。「どうしようもないです。ボールの下にバンカーの砂が入っていて動いてしまった」と予期せぬボギーを嘆いた。

 不運に加えて、ショットも本調子ではなかった。「アイアンとドライバーが左へ曲がることが多く、スコアにつながらなかった」と後半はノーバーディー。2日前に痛みを覚え、テーピングを巻いた左膝については「念には念を入れて。大丈夫です」と軽症を強調したが、首位と9打差の大きな出遅れとなった。

 それでも昨年は初日に4オーバーの97位から3位まで追い上げており下は向かない。「ゴルフのまとまりはある。ちょっとしたタイミング、かみ合わせだけ」とカムバックの再現に自信を見せた。

 ▼75位・野村敏京 後半は急にショットの距離感が合わなくなった。なんとか予選を通りたい。(初メジャーの初日は後半に3ボギー)

 ▼135位・有村智恵 こういうことがあるからメジャー。調子が良くて攻めようと思った時にワナがある。いい試練をもらった。(後半2番から悪夢の3連続ダボ)

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2011年6月25日のニュース