女子カヤックシングル　山田がロンドンへ弾みの銅

女子スラローム・カヤックシングル決勝　３位になった山田亜沙妃

　【広州アジア大会】カヌー・スラローム２種目の決勝を行い、女子カヤックシングルでは山田亜沙妃（新潟県体協）が銅メダルに輝いた。男子カナディアンペアの長尾寛征（神奈川・戸塚高教）三馬正敏（徳島県協会）組は５位だった。

　山田はこの日の準決勝を３位通過し、決勝も格上の中国勢２人に次ぐ３位だったが「実力を百パーセント出し切れなかった」と話した。

　水しぶきを上げながら激流を下り、スピードとパドリングの正確さを競う。同種目は北京五輪で竹下（早大）が４位に入賞し、ロンドン五輪のメダル有望競技として強化が進む。「ロンドン五輪でメダルを取ることが最終目標」と話す２６歳の山田もこの銅メダルをステップに２年後を目指す。

　▼三馬正敏の話　悔しい思いでいっぱい。（長尾のトラブルは）カバーするのも実力。

　▼長尾寛征の話　（艇内の浸水を防ぐカバーが外れるアクシデントがあり）申し訳ない。本当に悔しい。（共同）