桃子9位後退も…“すっきり”イーグル締め

[ 2010年8月2日 06:00 ]

2番、ティーショットを放ち行方をみる上田桃子

 【全英リコー女子オープン最終日】5位から出た最終日。上田は2年前の全英で記録したメジャー自己最高の7位更新を狙ってスタートした。

 しかし、難度の高い2番パー4で第2打がバンカーにつかまると、第3打で脱出できずにダブルボギー。7番でバーディーを取った後は8番でボギー、9番でバーディー、11番でボギーという出入りの激しい内容になった。13番ではナイスパーを拾ったが、16番はショットが乱れてボギー。17番でもボギーを叩いた。
 70で回った第3ラウンドで気持ちのコントロール法を見つけた。12番でボギーを叩いた時だ。「1、2、3…」。90秒がたつとリセットは完了した。ここで1カ月前に関係者から聞いた「怒ってる気持ちっていうのは90秒で消えるんだよ」という言葉が役に立った。「えー、そんなに短いのって思ったんだけど、コースの中で実際に数えてみると90秒って長いんです」。感情の起伏の激しい上田がすぐに平常心を取り戻した。最終日も切れそうになる気持ちを必死にコントロールし、苦しみながらも最終18番でイーグルを奪い、通算2アンダー。宮里藍と並び9位タイと、ベスト10入りを果たした。

 ▼上田桃子 パットがずっと入らなく、良いショットもバンカーに入ったり苦しいラウンドだった。我慢、我慢と思っていた。もうちょっと上に行きたかったけど、最後にイーグルが決まってすっきりした。

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2010年8月2日のニュース