口止め料600万円…元力士恐喝で3組員逮捕

[ 2010年8月2日 06:00 ]

 大相撲の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策3課は1日、賭博の胴元との仲介役とされた阿武松部屋の元力士(35)から現金600万円を脅し取ったとして、恐喝の疑いで、元力士古市満朝容疑者(38)=恐喝罪で起訴=を再逮捕、福岡市や関西を拠点とする指定暴力団山口組傘下の組員3人を新たに逮捕した。

 野球賭博をめぐり、組員が立件されたのは初めて。組対3課によると、4人はいずれも容疑を否認している。
 4人の逮捕容疑は1~2月、元力士に、野球賭博をめぐる古市容疑者の金銭トラブルを口外して古市容疑者の弟の幕下力士(34)に恥をかかせたと因縁を付け「弟が相撲界にいられなくなる。殺すぞ」などと脅し、迷惑料名目で600万円を受け取った疑い。古市容疑者の弟は阿武松部屋の幕下力士で、野球賭博に関与した一人として名古屋場所では謹慎処分を受けた。組対3課は胴元の特定など野球賭博の全容解明も目指す。

 ▼阿武松親方(元関脇・益荒雄)脅されていたことは知らなかった。報道で知って驚いている。(かつての弟子が被害者となったことに)

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2010年8月2日のニュース