遼くん“仮想全米プロコース”で手応え

[ 2010年8月2日 06:00 ]

7番でバーディーパットをはずし天を仰ぐ石川遼

 【サン・クロレラ・クラシック最終日】石川が米国出発前に確かな手応えをつかんだ。第3ラウンドでコースレコードの63を出したが、一夜明けた最終日は73で8位から14位に順位を落として終戦。雨が強く降った前半、ドライバーを右へ曲げて5番までに3つのボギーを叩き、早々と優勝争いから脱落した。

 それでも後半に2バーディーを返し、全長7471ヤードと長い小樽CCで2日連続のサスペンデッドや1日36ホールも経験。「今までで一番ハードなスケジュール。疲労がたまりつつあるけど、その中でいいプレーができた。これからに生きてくる」と収穫を口にした。
 世界選手権シリーズのブリヂストン招待(5日開幕)、今季メジャー最終戦の全米プロ選手権(12日開幕)出場のため、連戦をいとわず3日に渡米する。全米プロが行われるウィストリング・ストレーツ(ウィスコンシン州)は全長7507ヤードで「こういうコース(小樽)をしてアメリカに行くと、長いホールでも気にならない」と話した。「63は大きな自信。いい形で米国へ行ける」と今季最後のメジャーでトップ10入りを狙う。

 ≪平塚「満足」3位≫13番から4連続バーディーで追い上げた平塚は3位に食い込み「4連続のときはピンにピタッとくっついてくれた。結果は満足です」と語った。午前中は激しい雨が降るコンディション。「雨がやむまで心が折れないようにするので限界だったが、やんでからはショットが良くなった」と69で回った。今季はアジアン・ツアーで2勝、国内ツアー9戦でトップ10入り6回と安定感は抜群。賞金ランクも7位から4位に浮上し、全米プロへ大きな弾みをつけた。

 ≪池田上機嫌9位≫9位に入った池田は今週からの米国遠征に手応えをつかんだ。「アメリカは続けて2試合あるけど、一つ自信になった。楽しみだね」。最終日は6番で5メートルのバーディーパットを沈めるなど3バーディー、1ボギーの70。昨年の3位に続く2年連続のトップ10入りに「天候は悪かったし、凄く大変だったけど、小樽は相性がいいから」と上機嫌だった。

 ▼2位チャンド 結果は結果。でも目標だった(来季の)シードがほぼ決められた。(初日からの首位を守りきれず)

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2010年8月2日のニュース