新生北の湖部屋始動も…けいこ場に入りきれない

[ 2010年6月3日 10:54 ]

木瀬部屋の力士らを受け入れ、角界一の大所帯となった新生・北の湖部屋で行われた朝げいこ

 大相撲の暴力団観戦問題で閉鎖となった木瀬部屋の力士らを受け入れ、角界一の大所帯となった新生・北の湖部屋で3日朝、初げいこが行われた。部屋付きとなった木瀬親方(元幕内肥後ノ海)らが見守る中、40人を超す力士たちがけいこ場をいっぱいに埋めた。

 ここ数日引っ越し作業に追われた旧木瀬部屋勢は、この日土俵で始動。けいこ場に入りきれない力士もいる中、しこ、すり足などで約1時間汗を流した。これまでも出げいこでの交流はあり、部屋頭の幕内北太樹関は「『初めまして』という仲じゃない。今まで通り切磋琢磨したい」と話した。

 5月27日の理事会で木瀬部屋に「出羽海一門預かり」という異例の処分が下ってから1週間。新たな船出に、木瀬親方は「こうしてけいこができただけでもホッとしています」と話した。

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2010年6月3日のニュース