セリーナ4強逃す…クレーの実力者に力負け

[ 2010年6月3日 00:35 ]

 【全仏オープン第11日】ここ数年で台頭したクレーコートの実力者に接戦で力負けした。S・ウィリアムズはストーサーのパワフルで重いボールに苦しみ、受け身に回った。

 準々決勝は1月の全豪の決勝で倒したエナン(ベルギー)との再戦が期待された。しかし、4回戦で過去4度優勝の元「クレーの女王」エナンを破った26歳のストーサーも、今季のクレー大会でこの試合前まで18勝2敗。勝利数でツアー最多の強敵だった。
 「スピードがあるし強い。サーブもいい。弱点は分からない」と警戒していた通り、相手の高速サーブと力強いフォアハンドに押された。第2セットをタイブレークの末に取り返したが、最終セットはショットの打ち合いで競り負けた。
 全豪制覇で現役選手最多の四大大会12度目の優勝を飾った。しかし、2002年以来遠ざかる全仏のタイトルには、またも届かなかった。(共同)

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2010年6月3日のニュース