起訴で方向転換 6日に処分検討

[ 2008年3月2日 06:00 ]

 時津風部屋の力士急死事件で日本相撲協会は1日、2月29日に傷害致死罪で起訴された時津風部屋所属の3力士への処分を検討する臨時理事会を6日に大阪市内で開くことを決めた。協会の規則には解雇、番付降格、減給、出場停止などがあるが、3力士は解雇が濃厚だ。

 北の湖理事長(元横綱)は当初、刑事裁判の推移を見守り、判決が出るまでは処分を保留する意向だったが、起訴されたことで事の重大さを再認識。同理事長は「今は事態をよく見極める必要がある」と理事会の開催を示唆していた。

 起訴から一夜明けたこの日、大阪・東成区の時津風部屋は師匠の時津風親方(元幕内・時津海)がまわし姿で稽古に参加し、合宿中の東農大相撲部員らを指導した。部屋から新弟子検査の受験者はいなかったが「こういう時期なので、落ち着くまでスカウトもできない」と複雑な表情だった。

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2008年3月2日のニュース