長洲 SP首位から悔しい3位

[ 2008年3月2日 06:00 ]

女子SPでトップに立った長洲未来

 フィギュアスケートの世界ジュニア選手権最終日は1日、ブルガリア・ソフィアで女子フリーを行い、両親が日本人でショートプログラム(SP)首位だった14歳の全米選手権女王、長洲未来(米国)はフリー3位の合計162・89点で3位だった。SP4位の西野友毬(東京・武蔵野中)はフリー6位で合計139・44点の5位、SP10位の水津瑠美(東京・駒場学園高)は合計112・19点で16位。日本女子は2人の合計順位で13位以内を満たせず、来季の出場枠は2枠となった。全米2位でSP3位のレイチェル・フラット(米国)がフリー1位の合計172・19点で逆転し初優勝。昨年優勝のキャロライン・ザンが2位で米国勢が2年連続して表彰台を独占した。

 SP首位でフリーに臨んだ長洲だったが、得意の3回転ルッツの着氷で2度も失敗し、SP首位から3位に終わった。「緊張したのか分からない。ルッツが2度ともうまくいかなかったのが悔しい」。スケート靴を一回り大きいサイズに買い替えてニューヨークで調整したが、なじまずに転倒してリンクの壁面に左ひざを強打。「この1週間大変だった」という。来季からはシニアに挑戦するが「もっとうまくならないといけない」とレベルアップを誓った。

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2008年3月2日のニュース