五輪代表 尾方、佐藤、大崎が当確

[ 2008年3月2日 19:33 ]

 北京五輪男子マラソンの選考4レースが終わった。関係者が「みんなが想像するような結果になるのでは」と話すように“当確”選手はきわめて絞りやすい状況だ。尾方剛、佐藤敦之(ともに中国電力)と大崎悟史(NTT西日本)の3人で決まりだろう。

 佐藤は日本の有力選手がそろった福岡で日本人トップの3位になり、タイムも2時間7分13秒はトップ。世界選手権で日本人最高の5位に粘った尾方も日本陸連が世界選手権での成績を重視する従来の流れがあり、もともと確実視されていた。
 この2人に次ぐ存在だったのが2月の東京で2時間8分40秒で2位になった藤原新(JR東日本)。びわ湖には海外の有力選手が多く出場したことで大崎の順位は3位だったが、タイムは2時間8分36秒と上回った。
 藤原はノーマークの存在だったのに対し、大崎は2006年アジア大会銅メダル、昨年の世界選手権6位と実績は豊富。日本陸連の沢木啓祐専務理事は「経験は当然評価される」と述べた上で40キロ以降を6分43秒でカバーした点を「最近では高いレベル」と称えた。藤原をしのぐような高い評価で周囲の目も一致している。

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2008年3月2日のニュース