×

新潟・秋山 魔法の右足で勝ち点3を 正確無比なキックでアシスト&ゴール!

[ 2024年4月7日 08:10 ]

正確なパスでチームをけん引する秋山
Photo By スポニチ

 J1新潟はきょう7日、ホームでC大阪と対戦する。ここ3試合、2分け1敗と勝ちきれない試合が続くチームを、アシストとゴールでけん引しようとしているのがMF秋山(23)だ。正確無比のインサイドキックが武器の司令塔は、4試合ぶりの勝利に導こうと意気込んでいる。

 聖籠町のアルビレッジで行った6日の試合前日練習。秋山は4対1のパス回しで時折笑顔を見せながらも、寸分の狂いなくボールをさばいた。

 フィールドプレーヤーとしてはチームで唯一、開幕から5試合連続でフル出場した。前節の磐田戦は途中出場だったが、ボランチの定位置をがっちりとつかんでいる。

 「ビルドアップ、ボールを持った時の配球は昨年以上に自信を持ってできている」。昨季は自身初のJ1で26試合に出場。特に終盤戦で出場機会を多くつかみ、得た自信を今季は確信に変えている。

 だからこそ、よりゴールに迫る決定的なパスにこだわりを見せる。チームはここ3試合で3得点。ただ、流れの中から奪ったゴールは東京V戦のFW長倉の得点だけ。それも相手のパスミスを奪ってからのショートカウンターだった。

 「ここ最近は、ボールを握るという自信がある分、中央突破が多くなっていた」。守備を固められた中央をこじ開けようとしたことが、ゴールから遠ざかる要因の一つになっている。特に無得点に終わった磐田戦は、その傾向が顕著に出ただけに、試合後には「シンプルにワイドから展開できるところはワイドから進入する。チームとしてもう一度共有した」と話していた。中3日という限られた時間の中で、C大阪戦に向けて準備を進めてきた。

 ゴールに直結するパスが魅力の司令塔だが、ゴールへの意識も高い。磐田戦では2点を追う後半40分、ゴール正面からのFKがバーを直撃した。「バーに当たる以外はイメージ通り。自信を持って蹴った。感触は非常に良かったが、思ったよりも落ちきらなかった。次チャンスがあれば決めたい」。魔法の右足から繰り出されるパスとシュートで、勝ち点3を引き寄せる。(西巻 賢介)

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年4月7日のニュース