【アジア杯】痛恨のPK献上の板倉に森保監督　「どんな状況でも止められるようにレベルアップしてほしい」

アジア杯準々決勝   日本1―2イラン （ 2024年2月3日    カタール・アルラヤン ）

＜アジア杯　イラン・日本＞後半、相手選手を倒す板倉。PKをとられる（撮影・西海健太郎）
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　カタールで開催中のサッカー・アジア杯は3日、準々決勝が行われ、日本代表（FIFAランク17位）がイラン代表（同21位）に敗戦。アジア1位と2位の直接対決という今大会注目の“大一番”に1―2で敗れ、2大会ぶりに8強で姿を消した。一方、イランは22年W杯カタール大会以降の無敗記録を17に伸ばし、2大会連続の4強入りを果たした。

　1-1で迎えた後半アディショナルタイム。板倉滉がクリアしようとジャンプするが、空振りの状況となり、詰めてきたカナニを倒してしまい、PKを献上した。これをジャハンバフシュに決められ、8強で散ることになった。

　板倉は前半にもイエローカードをもらうなど、再三、イラン攻撃陣に裏を取られる場面があり、精彩を欠く結果となった。板倉のパフォーマンスについて問われた森保監督は試合後の会見で「板倉は、彼の調子が良かったかどうかは、もちろんみなさんの見方があるが、攻撃部分だったりが、うまくいかず、いい状態で守備ができなかったのもあると思うが、どんな状況でも相手の攻撃を止められるように。相手の攻撃はアジアの中でトップで、世界基準ですが、どんな中でも、止められるようにレベルアップしてほしいし、レベルアップできるようにサポートしていきたい」と語った。

　「ここまで5試合戦って、毎試合失点して、クリーンシートでおえられた試合もあるし、修正にして改善しなないといけない部分もある。最後やられた部分だけでなく、相手の圧力をもっと回避できれば、受けなかったかもしれない。攻撃もあげて、圧力を受けないように、攻守を改善しないといけない。イラン相手に、複数の失点は改善しないといけないが、強い相手と戦う時は、失点もあるかと思うので、それよりも、2点目をとりにいけるようにしないといけなかった」と語った。

　「相手のロングボールに押し込まれたと思う。選手に伝えたのは、相手のチャンスはそれほど多くなく、チャンスになったのは、ロングボールからセカンド拾われたところで、まずファーストディフェンダー、放り込みの部分では、回数はあるかなという中で、チャレンジとカバー、ヘディングの競り合いで勝っていく、勝てないときにセカンドで拾うことを徹底しようと選手に伝えた。耐えながら攻撃につなげるところ、守備だけにかぎらず、カウンターをしかけるのは伝えたが、押し込まれた中で機能しなかった。あとは選手交代で、前戦の選手を替えながら、我々がパワーを推進力を出せるようにと思ったが、イランの守備の強さの中で狙い通りにいかなかった」とした。
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