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【アジア杯】板倉 痛恨のPK献上「本当に申し訳ない気持ち。きょうの敗因は自分」言い訳せず責任背負う

[ 2024年2月4日 01:00 ]

アジア杯準々決勝   日本1-2イラン ( 2024年2月3日    カタール・アルラヤン )

<アジア杯 イラン・日本>後半、相手選手を倒す板倉。PKをとられる(撮影・西海健太郎)
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 カタールで開催中のサッカー・アジア杯は3日、準々決勝が行われ、日本代表(世界ランク17位)がイラン代表(同21位)に敗戦。アジア1位と2位の直接対決という今大会注目の“大一番”に1―2で敗れ、2大会ぶりに8強で姿を消した。一方、イランは22年W杯カタール大会以降の無敗記録を17に伸ばし、2大会連続の4強入りを果たした。

 痛恨だったのは、1-1で迎えた後半アディショナルタイム。板倉滉(ボルシアMG)がクリアしようとジャンプするが、空振りの状況となり、詰めてきたカナニを倒してしまい、PKを献上した。これをジャハンバフシュに決められ、8強で散ることになった。

 試合後、板倉は「本当に申し訳ない気持ち」と肩を落とし「チームメートにもそうですし、日本から応援してくれている人たちもたくさんいたと思う。きょうの敗因は自分にある。センターバックの自分がもっと良いパフォーマンスをしていれば、日本は勝てたと思うので、非常に申し訳なく思っています」と、言い訳をせずに、自ら責任をかぶった。

 問題の場面については、「一つ前の時点でクリアできればよかった」という反省点に加え、「後ろから走ってきた相手をちゃんと見えてなかった。そこの視野の狭さを反省しないといけない」と厳しく自己採点した。周囲からの声は聞こえていたが、ボールに対応してしまい、走り込んできたカナニへの意識が薄かったという。

 この試合では、前半24分に早々とイエローカードを受けた。早い段階で受けた警告に「難しくしてしまった」と反省したが、それ以前に一つ一つの局面でのプレーの精度に問題があると話し、「最後もその前の失点も全部、自分のところから。責任を感じています」と話した。後半10分に失点した場面は、FWアズムンに縦パスが入った瞬間に板倉はMFモヘビに背後を取られ、同点弾を許していた。

 また、体調不良にはついては詳しく言及しなかったが、「ああいうパフォーマンスをしている時点で、代表選手としてピッチに立つ資格はない」とも口にした。

 イランはロングボールを軸に攻めてきた。アジアでは多くなる相手の戦術。「相手の自由にやらせてしまっていた」と対策が不十分だったことも悔いた。

 最後に板倉は「こんなに自分自身でゲームを壊すことは今までなかった。それを勝たないといけない状況でやってしまったこと。自分の力のなさが出たなと感じている。よりサッカーに向き合って、やっていかないといけない」と自らを律していた。

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