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【アジア杯】田嶋会長 代表離脱の伊東純也に「協会としてやることあった」も対応は「最善のことをした」

[ 2024年2月3日 23:16 ]

アジア杯準々決勝   日本1―2イラン ( 2024年2月3日    カタール・アルラヤン )

田嶋幸三会長
Photo By スポニチ

 カタールで開催中のサッカー・アジア杯は3日、準々決勝が行われ、日本代表(FIFAランク17位)がイラン代表(同21位)に敗戦。アジア1位と2位の直接対決という今大会注目の“大一番”に敗れ、2大会ぶりに8強で姿を消すことになった。一方、イランは22年W杯カタール大会以降の無敗記録を17に伸ばし、2大会連続の4強入りを果たした。

 1-1の後半アディショナルタイム、DF板倉が相手選手を倒したとの判定で痛恨のPKを献上。これを決められ8強で散ることになった。

 試合後、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、代表を離脱した伊東純也と話したか、と問われると「しゃべってないです。今朝着いたので」と説明。

 この2日間で、伊東をめぐっての協会の対応はめまぐるしく変わった。これには「ぼくらのところが知ったのがバーレーン戦のちょっと前。問題自体はもっと前に起こっていた。協会として把握できなかったことは、もう少しやることはあったかなと思います。ただ、あの時点であの情報が入って、最善のことをしたと思っている」と話した。

 伊東の代理人弁護士が性加害はなかったとして逆告訴したが、反響はあまりにも大きかった。代表スポンサーのクレディセゾンが伊東の起用をやめるなど、スポンサー筋にまで影響が及び、田嶋会長も各方面への対応に追われた。

 女性への性加害疑惑で刑事告訴された伊東側は、逆に事実無根だとして告訴に踏み切った。協会として、報道した新潮社に対しての態度を聞かれた同会長は「でっちあげか、そうじゃないとか、どの部分で言っているのかとか、双方違っている。すでに警察にいっていることなので、僕らがコメントする立場にはないと思っている」と説明した。

 そのうえで敗戦については「あらためて敗戦は申し訳ない。W杯予選に向けていい引き締め、浮かれていたら駄目なんだと選手たちは感じてくれると思うし、そんな簡単ではないことを理解できたこと、これが収穫だと思っているし、そうしなければならないと思っている」と話した。

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