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三笘 伊東離脱を先発で救う「状態上がってきている」イラン撃破へ日本が誇る左の翼、完全復活へ

[ 2024年2月3日 04:30 ]

練習に汗を流す三笘(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を目指すFIFAランク17位の日本代表は3日、準々決勝で同21位のイラン代表と対戦する。勝てば2大会連続7度目の4強進出。前日の2日はドーハ市内で冒頭15分を公開して調整を行った。決勝トーナメント1回戦バーレーン戦で負傷から復帰したMF三笘薫(26=ブライトン)は順調に回復。先発復帰に強い意欲を示すとともに、今大会初得点に向けて意気込んだ。

 不測の事態で片翼を失った森保ジャパンに、頼れるドリブラーが戻ってきた。1月31日のバーレーン戦で復帰した三笘は「先発からいけるくらいに(コンディションは)上がっている」と明言。“アジア最強決定戦”に向けて、完全復活の手応えを口にした。

 「やることはシンプル。自分が打開して得点に関与するところだと思う。コンディションの厳しい選手はいるかもしれないが、僕が上がっていくところはあるので、引っ張っていければいい」

 左足首を痛めていた影響で1次リーグ3試合を欠場したが、バーレーン戦には後半22分から出場。すると、どよめきが起きるほどの違いを見せた。自陣左サイドでボールを受けてドリブルを開始。スピードに乗りながら、絶妙なボールタッチで相手3選手を置き去りにし、浅野にラストパスを通した。

 カタールには借りがある。22年W杯では全4試合に途中出場。1次リーグ第3戦スペイン戦でアシストし“三笘の1ミリ”で話題になった。しかし、16強のクロアチア戦ではPK戦で外し、涙を流した。カタールの悔しさは、カタールで晴らすしかない。

 「(イランは)球際とか強いチームなので、食いついてくると思う。シンプルにはたく(パスを出す)ところは、はたいて1対1は仕掛ける。背後を狙うところやワンタッチでかわすことはイメージしている」。左の翼が、アジアの頂点へとチームを運ぶ。

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