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磐田移籍のFW大久保、川崎Fファン感で別れのあいさつ…古巣は粋な計らい

[ 2018年6月30日 13:52 ]

磐田への完全移籍が決まった大久保が川崎Fのファン感謝デーに来場。磐田ユニホームのマトリョーシカとポーズ
Photo By スポニチ

 川崎Fから磐田に完全移籍した元日本代表FW大久保嘉人(36)が30日、川崎Fのサポーターに最後のあいさつを行った。

 川崎Fはこの日、毎年恒例のファン感謝デーを本拠地の等々力陸上競技場で開催。29日まで北海道の函館で行っていた合宿中に移籍が決まり、サポーターへのあいさつが出来ていなかったことが心残りだったという大久保は、この日も2部練習があった磐田から許可をもらい、改めて「(FC東京から1年で戻って)半年で出るのは申し訳ないと思いましたけど、この歳で止まれないと思い、前に進むことにしました」と苦渋の決断だったことを報告。「チャレンジするこでまだ記録を達成する可能性があるので頑張っていきたい」と、前人未踏のJ1通算200ゴール達成へ強い意欲を示した。

 大久保は川崎Fに復帰した今シーズン始めの新体制発表で、W杯ロシア大会開催にちなんで巨大なマトリョーシカの中から登場。川崎Fはこの日、そのマトリョーシカを、大久保が磐田のユニホームを着たイラストが描かれた“ジュビロバージョン”に急きょ変更。クラブに多大な貢献をした大久保を粋な計らいで送り出した。

 川崎Fと磐田の直接対決は、今シーズンのリーグ最終戦。司会を務めたクラブOB中西哲生氏に「フロンターレ相手には点を取らないで」と冗談交じりに突っ込まれると、大久保は「最終節なんでね…」と苦笑い。最後は多くのサポーターに囲まれてスタジアムを後にした。

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2018年6月30日のニュース